【結果】2022春季関東大会3位決定戦 vs足立学園高校

試合結果

2022年6月19日(日) 慶應義塾高校 対 足立学園高校

第1Q 第2Q 第3Q 第4Q FINAL
慶應義塾 0 0 6 7 13
足立学園 0 6 6 7 19

↓スタッツ・個人記録・スタメン表はこちらをご覧ください↓
2022.06.19 足立学園戦スタッツ

ゲームレポート

広報部会 山田 健太(H7年卒)

塾高Unicorns
足立学園に破れ春は4位

前節に引き続き主軸を欠く塾高Unicorns。
ただ、それは足立学園の状況を知らないだけで、足立学園にも同様のことは起きているでしょう。

オフェンスは、怪我から復帰の3年QB工藤君が先発。
2年生QBで、ここまでチームを引っ張った滝沢君、早慶戦での活躍が見事だった佐藤君の2人は、フラッグフットボールの国際大会に招聘され不在。
実質、工藤君1人という薄氷のロースター。

ラインズに怪我人が多いようで、ランプレーがシャットアウトされる苦しいオフェンス。
ディフェンスも、今までになくランプレーが出されている。

ここまでの試合は、明らかに体格で勝っていたが、足立学園もパンプアップされた選手が多く、体格面でも苦戦を強いられ、常にフィールドポジションが悪い。

ここまで奮闘してきたディフェンスだが、2QにTDを奪われ前半は0対6で終了。
オフェンスは為すすべなく、前節から6Q連続で得点出来ない。。

3Qのファーストドライブも足立学園の攻勢を止められず、僅か2分で追加のTD。
最初のTDでトラポンを外していたこともあり、ここで2ポイントを試みるが失敗。
0対12となる。
あっけない追加点で、敗戦ムード。

ここで沈黙していたオフェンスが奮起。
チーム最速で、ここまでリターナーでの活躍が多かった11番境君が、カンバック系のパスからDFを置き去りにし追撃のTD。(トラポン失敗で6対12)
境君は、2キャッチ42yと、快速ぶりを発揮していた。

続く4Qのファーストシリーズで、怪我人続出のRB陣を2年生ながら支えている39番須藤君がTD。トラポン成功で13対12と逆転に成功。
足立学園の2点コンバージョンの選択が裏目に出た流れでもあり、ムードも含め、このまま勝利へ進めそうな展開に。

ただ、終始、足立学園のランプレーが安定している。
大型FB(おそらく100kg超え)を最後まで止めることが出来ず、残り8分で再び逆転TD。
トラポンも決まり13対19。

苦しい展開から一時的ながら逆転した「諦めない」姿勢は良かった
しかしながら、スタッツをみて頂ければお分かり頂けると思うが、
足立学園のトータルオフェンスは342y(Unicornsは187y)。
ランプレーは、282yを許してしまっており、トータルで見て足立学園が試合を終始コントロールしていた感は否めない。

前節の駒場学園戦は、試合にこそ負けてしまったが、実力は上なのではと思う部分もあったが、足立学園は完全に一枚上手であった。

また、ここ数年、盤石の王者として君臨する佼成学園は、足立学園に完封勝利して決勝に進出。Unicornsを破った駒場学園に対し、45対0の勝利と圧倒的な力の差を見せつけ春を制覇した。

個々の選手をみると、なかなかユニークな選手が多く、戦えるチームだなと思え、秋への期待もしたい。
ただ、間違いなく佼成学園は数枚上手のチーム。
個々の成長、チームとしての総合力アップを、相当に早いペースで、そして相当に高い次元に持っていかないと届かないであろう。

選手たちも肌感でそれは感じていると思うので、これからの成長に期待し、秋の大活躍を楽しみに待ちましょう。