塾高Unicorns、駒場学園に勝利!!
春の雪辱を晴らし準決勝進出
試合結果
2022年11月6日@日大下高井戸グランド
vs駒場学園
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | OT | TOTAL | |||||||||
慶應義塾 | 7 | 0 | 0 | 7 | – | 14 | ||||||||
駒場学園 | 0 | 7 | 0 | 0 | – | 7 |
詳しくは下記PDFをご参照下さい。
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2022/20221110-1.pdf
ゲームレポート
14対7
7点リードするも敵陣16ヤードからスタートした駒場学園のラス トドライブは、 懸命のアタックで自陣40ヤードまで攻め込まれる。
残り時間は2分30秒。
時間も勢いもあり、かなり追い込まれた状況。
ここでディフェンスが踏ん張る。
フォースダウン2yまで追い込み、残り1分40秒。 駒場は当然にギャンブルを選択。
ジェットスウィープフェイクし、QBキープに入った瞬間、 Nに入る主将52番山田君(3年) が渾身のロスタックルで攻守交代!
久しぶりの関東大会準決勝進出を決めた!
春の関東大会も大接戦の末に敗れたが、 この試合もどちらに転んでもおかしくない肉薄した試合。
前半7対7で迎えた駒場学園の前半ラストドライブも、 自陣35yまで攻め込まれたが、 このシリーズもN山田君がロスタックルでパスシチュエーションに し、DB10番木下君(2年)がインターセプトで凌いだ。
ディフェンスは、ドライブを許すものの、 DB木下君の2インターセプト、DB31番相沢君(3年) のインターセプト、DL山田君の3ロスタックルなど、 要所要所を締め最少失点に押さえ込み勝利に導いた。
(3インターセプト、1ファンブルリカバー)
オフェンスは、立ち上がりのファーストシリーズ、 QB98番工藤君(3年)からWR15番青木君(2年)、 13番若月君(3年)へとリズム良くパスを繋ぎゴール前に。
ボールオン2yでフォースダウンとなるが果敢にギャンブル。 WR青木君に見事TDパスを通し先制。
立ち上がりの悪いチームと指摘していたが、 見事な集中力を発揮した。
3Q〜4Qにまたがるドライブも見事。
自陣35yからのTDドライブは、 幾度となくサードダウンコンバージョンを成功させ、 10分前後を使った今シーズン最高のドライブ。
最後は2枚看板のRB92番石井君(3年) が持ち前のセカンドエフォートでゴールラインに力ずくでねじ込ん だ。
オフェンスの立役者は、前節に続き、WR青木君。
MVP級の活躍で神奈川制覇に貢献したが、この試合でも、 勝負所で勝負強いキャッチをみせ勝利に貢献。
2年生とは思えない存在感を示している。
2インターセプトの木下君と共に、 頼もしい下級生が育ってきている。
オフェンスで言えば、 もう1ドライブをTDに結びつける完成度が必要。
ディフェンスは、ビッグプレーで最少失点に抑えたものの、 ドライブをされずパントに追い込む確実さが必要。
この試合、駒場学園はパントがなかったはずで、 4ターンオーバーは素晴らしいが、危うさもあった。
関東大会準決勝は、 再び春に敗れた足立学園との再戦の機会を得た。
近年、佼成学園を筆頭とする東京勢の牙城を崩せずにいたが、 遂にその一角を崩すことが出来た今年の塾高Unicorns。
足立学園も強敵であり、格上チームと言えるが、 試合ごとに成長を感じられるチームなので、 次の壁も乗り越えて欲しい。
=補足=
過去4年間の関東大会の戦績を調べたところ、最近、 関東大会で勝ってないなぁとは思っていましたが、 思ったより東京勢の壁が厚かったです。
2021年 関東大会準々決勝敗退(実質初戦)駒場学園に負け、 優勝は佼成学園
2020年 関東大会準々決勝敗退(実質初戦)早稲田に負け、優勝は佼成学園
2019年 関東大会準々決勝敗退(実質初戦)佼成学園に負け、 優勝は佼成学園
2018年 関東大会決勝まで進出したが優勝は佼成学園
2018年の選手たちが今の大学4年生のはずですので、 それ以降は東京勢の壁を破れず、 初戦で涙を流した選手たちということになります。
現在、佼成学園が全盛期を迎えていますが、 その前は早稲田の全盛期でしたので、 かなり長期に渡り東京が強い状況になっています。