クリスマスボウルを目指す秋のシーズン。
夏の暑さもだいぶ落ち着いてきたなか、
初戦の緊張感が漂いながらも、徐々に地力で圧倒し、危なげない勝利。
試合結果
9月28日(日) 令和7年度 秋季神奈川県大会2回戦
慶應義塾高校 対 県立横浜栄高校
10:00 Kick Off @岸根高校グラウンド
1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
慶應義塾 | 8 | 14 | 16 | 6 | 44 |
横浜栄 | 8 | 0 | 0 | 0 | 8 |
※規定により3Q途中からランニングタイム
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ゲームレポート
塾高父母会 多賀谷昌幸
1Q
1Q8分と短いなか、先制点をとって、早く流れに乗りたい。
コイントスに勝った慶應が後半をチョイス。
ディフェンスで流れをつかみたい!
敵陣10yds最初のディフェンス、
最初のプレー、相手のパスプロテクションを、
DL#99大島(3年)が押し込みパスカット。
宙に浮いたボールを自らエンドゾーンでキャッチ!
インターセプトタッチダウンのスーパープレー!
トライフォーポイント(TFP)はキックは無しのため、
RB#15鶴田(3年)のランを、OLで押し込み成功。
慶應 8-0 横浜栄
幸先良く先制点獲得!

DL#99大島がパスカットから自らキャッチしてTD
続くキックオフは、
K#99大島のキックがタッチバック。
秋も引き続き安定した飛距離!
2回目のディフェンスは、中の速いダイブが止まらない。
クイックタイミングのランプレー、QBラン、でテンポ良く進まれる。
DL#99大島のロスタックル、DB#1多賀谷(3年)のパスカット、
LB#43佐藤利(2年)がロスオンからラッシュしてのパスカット、など、
随所に良いプレーがあるものの、
横浜栄もロンリーセンターを駆使して的を絞らせず、
完成度も高く、しっかり準備をしてきたオフェンス。
最終的にはランプレーでタッチダウンをとられ、
TFPもロンリーセンターからQBランで成功。
同点に追いつかれる。
慶應 8-8 横浜栄

LB#43佐藤利がQBにプレッシャーをかけ、パスカット
ようやく来た、慶應最初のオフェンスシリーズ。
RB#15鶴田のランでロングゲイン。
TE#99大島、OL#62堀之内(3年)のダブルチームと、
OL#71三浦(2年)のプル・キックアウト、TE#81進(2年)のブロックも
しっかりタイミングが合い、大きな穴が開いている。
ランが出れば、パスもとおる。
プレーアクションパスが、
QB#5野口(3年)から、フリーのTE#99大島へ成功。
相手のタックルも吹き飛ばし、ロングゲイン。
OL#72命尾(3年)もしっかりダウンフィールドブロック。

TE#99大島、OL#62堀之内、OL#71三浦、TE#81進のブロックで大きな穴

2人にタックルされても倒れないTE#99大島と、駆けつけるOL#72命尾
2Q
ゴール前10ydsに迫ってからは、
ランを続けるものの、相手ディフェンスも粘り、4thダウンまで。
4thダウンのパスを、QB#5野口からWR#10高木へしっかり決め、
タッチダウン!
TFPは失敗するものの、勝ち越しに成功。
慶應 14-8 横浜栄
慶應3回目のディフェンス、前半残り6分、敵陣30ydsから。
引き続き、中のタイミングの早いダイブ、トラップブロックのラン、で進まれる。
スクリーンパスはLB#9戸田周(3年)が素早くタックル。
リバースはDL#70小谷(2年)がしっかりパスートしてタックル。
自陣まで攻め込まれての4thダウンのパスは、
DB#1多賀谷がカバーしてパス失敗で攻守交代。
前半終了間際にTDを取られていたら、同点、逆転だった場面を、
ゼロに抑えたのは大きい!

DL#70小谷が、リバースをしっかりパスートしてタックル
前半残り1:47、自陣30ydsから慶應のオフェンス。
QB#5野口からTE#81進へのパスでロングゲイン。
その後も、WR#10高木へのパスを成功させ、
最後も、QB#5野口からWR#10高木への15ydsパス成功で、タッチダウン!
TFPもTE#99大島へのパスが成功し、
慶應 22-8 横浜栄

TE#81進へのパスでロングゲイン

WR#10高木へのパスでTD
このまま前半終了。
1Qは緊張感が漂ったが、
2Qからはのびのびと流れをつかめた様子。
3Q
後半は慶應オフェンスから。
自陣6ydsからのオフェンスを、5プレーで、
RB#15鶴田のランでのタッチダウンまで持って行った。
5プレー中、4プレーはRB#15鶴田のラン。
そのうち3プレーは20yds超のゲイン。
後半のスタート、一気に流れを持ってきたオフェンスシリーズ。
TFPもQB#5野口からWR#10高木へのパスで成功。
WR#10高木が見事にエンドゾーンに足を残してキャッチ。
慶應 30-8 横浜栄

RB#15鶴田のランで大きく前進、タッチダウンにつなげる
後半最初のデフェンス。
中のランプレーも止まりはじめ、
LB#31戸田旭(3年)とLB#9戸田周が2人でタックルして押し戻す。
3rdダウン8ydsからのパスを、
LB#4仁藤(3年)がジャンプしてはじき、
浮いたボールをLB#3渡邉(3年)がインターセプト!
敵陣28ydsからの攻撃権獲得のビッグプレー!

LB#4仁藤がジャンプでパスカット

LB#3渡邉がインターセプト
敵陣からの慶應オフェンス。
RB#15鶴田のランに続き、
RB#27保刈(2年)のランで着実に前進。
最後は、RB#27保刈のランでタッチダウン。
プルアウトしたOL#52岩永(3年)がディフェンスをアオテン、
RB#27保刈はスピード溢れるカットで、最後の一人をかわしてタッチダウン!
TFPは、QB#5野口からWR#2森(3年)へのパス成功。
慶應 38-8 横浜栄
続くキックオフカバー、
LB#7皿澤(2年)がナイスタックル。

LB#7皿澤のナイスカバー
敵陣25ydsから、慶應ディフェンス。
ファーストプレーでやや浮いたパスを、DB#1多賀谷がインターセプト!
反撃の芽を摘み取り、相手に隙を与えない。

DB#1多賀谷のインターセプト
点差がついたため、3Q途中からはランニングタイム。
4Q
慶應最後のオフェンス。
ここからフレッシュな2年生も多く投入。
RB#36大場(2年)のランは、スピンで2人をかわしてナイスゲイン。
RB#28清水(2年)のランは、
OL#79北川慶(2年)のプル、OL#72命尾、TE#81進のブロックで
大きく穴の開いたところを、思い切りよく走り抜けて、ロングゲイン。
最後は、OL#77奥野(2年)、OL#79北川慶、OL#78泉(2年)が押し込み、
OL#71三浦、TE#81進がプルアウトして開けた大きな穴に、
RB#36大場が走り込んでタッチダウン。
QB#8瀧(2年)も落ち着いたプレー。
2年生オフェンス陣の活躍で、しっかり時間を使い、ダメ押しのタッチダウン。
TFPのパスは失敗するも、
慶應 44-8 横浜栄

2年生中心のオフェンス陣
-002.jpg)
RB#36大場のランと、OL#79北川慶、WR#39國松(2年)
慶應最後のディフェンス。
こちらも2年生を多数投入。
LB#42冨田(2年)、LB#7皿澤のタックル、DB#22中塚(3年)のパスカバー、
DL#77奥野、LB#3渡邉がQBのロールアウトをタックル、
スクリーンパスをLB#4仁藤が鋭く仕留めてタックル。
最後は、相手オフェンスがピッチでつないできたが、
DL#77奥野が最後まで追いかけタイムアップ。

QBに襲いかかるDL#77奥野
最終スコアは、
慶應 44-8 横浜栄
1Qは緊張感があったものの、
オフェンスは、全5シリーズでタッチダウン獲得。パント無し。
ディフェンスは、1タッチダウンはとられたものの、
3インターセプトで攻撃権獲得。
最後まで集中力を切らさず、2年生の活躍も多く、
秋シーズンも楽しみなはじまりとなった。
次戦
10月5日(日) 神奈川県大会 準決勝
慶應義塾高校 対 鎌倉学園高校
12:00 Kick Off @嵐が丘グラウンド
次戦、県大会の準決勝は、嵐が丘での試合となります。
OBの皆さま、応援よろしくお願いします!