クリスマスボウルを目指した関東大会の初戦、後半地力の差を発揮し、危なげない勝利。幸先の良い滑り出しとなった。
試合結果
11月8日(土) 令和7年度 秋季関東大会二回戦
慶應義塾高校 対 足立学園高校
9:30 Kick Off @駒沢第二球技場
| 1Q | 2Q | 3Q | 4Q | 計 | |
| 慶應義塾 | 7 | 3 | 7 | 14 | 31 |
| 足立学園 | 0 | 7 | 0 | 0 | 7 |
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ゲームレポート
塾高父母会 多賀谷昌幸
1Q
今シーズン、ずっと前半は守備からを選択してきたものの、
この試合はキックオフリターンから開始。
リターナーRB#27保刈(2年)のリターンで試合開始。
最初の慶應オフェンスは、3回で止められてパント。
一方、慶應ディフェンスも、
LB#80田代(2年)のパスカット、DB#1多賀谷(3年)、LB#4仁藤(3年)のタックルで、きっちり3回で止め返して、パントに追い込む。

3つでとめたディフェンス陣。LB#80田代、LB#4仁藤
2回目の慶應オフェンスは、自陣15ydsから。
フィールドポジションが悪く、やや押し込まれ気味のムード。
ところが2プレー目、
RB#15鶴田(3年)のランで、80ydsの独走TD!
左オフガードのブラスト、OL#71三浦(2年)が押し込み、
TE#81進(2年)が相手LBをしっかりブロック、
OL#52岩永(3年)もMLBにしっかり抜けてブロック。
RB#15鶴田は振り返ることなく、エンドゾーンへ一直線。
やや重かったムードを切り裂く、先制タッチダウン!
K#99大島(3年)のキック成功で、
慶應 7-0 足立学園

密集を抜けるRB#15鶴田。OL#52岩永、OL#72命尾

RB#15鶴田が80yds独走

盛り上がるサイドライン
K#99大島のキックで試合再開。
いつも通りタッチバック。
2回目の慶應ディフェンス。
前の人数を多くして足立のランをしっかりとめている。
中のダイブをLB#4仁藤がしっかりタックル、
DL#99大島のQBサック、
3rdロングのQBドローは、LB#80田代が片手でなんとかとめて、
パントに追い込む。
慶應3回目のオフェンスは自陣30yds付近から。
最初のプレーで、
QB#5野口(3年)からWR#86横手一(2年)への40ydsパスが決まり、
一気にロングゲイン、敵陣へ。
2Q
2Qに入り敵陣でのオフェンス、
RB#15鶴田のラン、WR#10高木(3年)へのパスで着実に進み、
TE#81進へのパスが惜しくもアウトオブバウンズになるなど、
惜しいパスもいくつかあったが、4thダウンでフィールドゴールへ。
K#99大島のキック成功で3点追加、リードを広げた。
慶應 10-0 足立学園

WR#86横手一がロングパスをナイスキャッチ

WR#10高木が囲まれながらもランアフターキャッチ
キックオフのナイスカバーもあり、
慶應3回目のディフェンスは、敵陣10ydsから。
慶應ディフェンスは、ランプレーはロングゲインを許さず、
DB#14横手貴(2年)、DB#13高村(2年)、DL#70小谷(2年)、など
しっかり集まってタックルできている。
しかし足立学園オフェンスも粘り、
要所でパスを通し、反則なども絡み、約15プレーをかけて、
足立学園のタッチダウンに。キックも成功で、
慶應 10-7 足立学園
前半残り時間も少なく、足立学園のキックオフはゴロキック。
慶應フロントのLB#31戸田旭(3年)が自陣40yds付近で果敢にキャッチ。
前半最後のオフェンスは、
QB#5野口からWR#2森(3年)、WR#10高木へのパスで進むも、
4thパント。
前半最後のディフェンスは、
オープンのランをDB#1多賀谷が素早く上がってタックルし、タイムアップ。
前半終了。

WR#2森のキャッチで着実に前進

DB#1多賀谷がオープンのランをとめる
点差的には3点リードしているものの、
ロングドライブでタッチダウンをとられ、
気の抜けない、やや緊張感のある状況でのハーフタイムに。
後半リズムよく、スタートきれるか。
3Q
後半は、慶應はディフェンスから。
LB#9戸田周(3年)やLB#31戸田旭がナイスタックル。
相手のパスも、
LB#7皿澤(2年)のブリッツ、DL#70小谷のラッシュ、でQBは投げられず。
相手の攻撃を3つでとめて、パントに追い込む。
自陣40ydsからのいいフィールドポジションでオフェンスにつなぐ。
後半最初の慶應オフェンス。
RB#15鶴田のランは、5ydsで一度とまったが、
OL陣も集まってきて、さらに5yds押し込みフレッシュ獲得。
その後もRB#15鶴田のランを4連発。
惜しくも相手DBにタックルされるが、OL#75浅倉(3年)、OL#52岩永もしっかりダウンフィールドブロック。
最後は、ラン連発後のプレイアクションパスで、
QB#5野口からWR#10高木へ30ydsのパスでタッチダウン!
相手ディフェンスが見失い、エンドゾーンでオープンになったWR#10高木へしっかり投げ込み成功。
重苦しい空気を振り払う追加点、K#99大島のキックも成功で、
慶應 17-7 足立学園

押し込むOL陣

そのまま前に倒れ込むOL陣

WR#10高木がエンドゾーンでTDキャッチ
後半2回目の慶應ディフェンス。
最初のオプションピッチを、LB#4仁藤が素早い上がりでロスタックル。
パスで進まれるも、
中のランをDL#77奥野(2年)がブロッカーを外してタックル。
続くランプレーも、LB#4仁藤が逆サイドからLOSを割り込んでロスタックル。
3rdダウン、オープンのランプレーは、
DL#77奥野、LB#31戸田旭がしっかり流れながら対応して、
ゲインを許さず、パントに追い込む。
パントは相手のスナップがやや乱れ、キックもショートしたところを、
リターンの壁作りに下がりながらLB#31戸田旭が果敢にキャッチし、リターン。
敵陣45ydsからの好フィールドポジションで、オフェンスに回す。

LB#4仁藤のロスタックル

オープンのランを守るDL#77奥野、LB#31戸田旭
4Q
後半2回目の慶應オフェンス。
QB#5野口からWR#86横手一へのクイックパスでフレッシュ獲得。
RB#36大場(2年)のランで前進し、
再びWR#86横手一へのパス成功。
最後は、
RB#15鶴田のランで17ydsタッチダウン!
OL#75浅倉が相手DLを押し込み、OL#52岩永がプルアウトでLBを圧倒。
RB#15鶴田はスピードを落とさずに駆け抜ける。
K#99大島のキックも成功で、リードを広げる。
慶應 24-7 足立学園

OL#52岩永の背中を走り抜けるRB#15鶴田
後半3回目の慶應ディフェンス。
最初のプレー、
LB#9戸田周がタックルでボールキャリアーを持ち上げ、押し戻し、アオテンタックル。
スタンドもどよめき、サイドラインも盛り上がる。
その後、パス2本失敗におさえ、パントに追い込む。

LB#9戸田周のタックル
後半3回目の慶應オフェンスは、3回でパント。
後半4回目の慶應ディフェンス。
時間のない相手は、パスで攻めてくるが、
DB#17文平(3年)のナイスカバー、
4thダウンのパスもDB#0小平(3年)がレシーバーをしっかりカバー、パス失敗。
敵陣30ydsからのオフェンスにつなげた。
後半4回目、最後の慶應オフェンス。
敵陣30ydsからRB#15鶴田のランを連発、
OLを1枚多く入れたパワー体型も交えながら、時間をたっぷり消費。
最後は、4thダウン2ydsもプレーを選択、
プレイアクションからのQB#5野口のラン、
OL#62堀之内(3年)のブロックでオープンを回りきり、タッチダウン。
K#99大島のキック成功で、
慶應 31-7 足立学園
残り時間は1分をきっており、ダメ押しの追加点。

QB#5野口のタッチダウンラン
最後の慶應ディフェンス。
相手はパスを連発してくるが、DB#22中塚(3年)のタックルなどで、
ゲインは許さず、そのまま試合終了。
次戦
11月23日(日) 関東大会 準決勝
慶應義塾高校 対 駒場学園高校
13:00 Kick Off @駒沢第二球技場
駒場学園は、春の関東大会の決勝で勝利した相手。
慶應へのリベンジに燃えています。
OBの皆さま、応援よろしくお願いします!







