アメリカンフットボール三田会
会員親睦部会 情報発信担当
髙木 慶太(H7年卒)
厳しい残暑の中、8月24日にXリーグの2021シーズンが開幕しました。今シーズンの最大のトピックはライスボウルが社会人選手権となったことです。X1 Super(学生のTop8にあたる)の8チームが総当たりのリーグ戦を行い、勝ち点上位4チームによるセミファイナルを経てライスボウルへ駒を進めます。昨シーズン覇者のオービック、富士通、パナソニックの3強に対し他5チームが包囲網を形成する勢力図になっています。
ライスボウルには出場できませんが、X1 Area(Big8相当)も混戦が予想されます。来季からX1 Superが12チームに拡大されることによりX1 Areaの上位4チームが自動昇格することが決定しています。ライスボウル優勝経験のあるアサヒ飲料、アサヒビール、ディアーズが実績では他を引き離しますが、電通や福岡SUNSといった新勢力の台頭もあり、すんなり決まるかどうか。
開幕節で早くもディアーズ対電通、アサヒ飲料対福岡SUNSの直接対決が行われましたが、いずれも接戦となり辛くも実績組が勝利を収めています。
UNICORNS OBの活躍にも目覚ましいものがあります。多くのOBがスターターに名を連ね、同時に複数人がフィールドに立つことも珍しくなくなりました。代表的なところでは、Xリーグ7年目にしてついに富士通の主戦QBとなった高木翼(H27年卒・QB#18)、同じく富士通で守備のみならずキッキングでも激しいボールアタックを見せる井本健一朗(H30年卒・DB#43)。その富士通に苦杯を舐めたノジマ相模原ライズでしたが、八木雄平(H28年卒・WR#85)が相変わらずの球際の強さを見せ、2TDを挙げ存在感をアピールしました。
X1 Areaに目を移すと、まずディアーズでは大和田昌太郎(H26年卒・QB#12)が先発完投で逆転勝利を演出。また、安藤彬(H26年卒・LB#10)、染矢優生(H30年卒・LB#52)、中野航平(H31年卒・LB#24)のLBトリオが揃い踏み。少し前のXリーグでは想像すらできなかった光景です。アサヒビールでも並木琢朗(R2年卒・DL#90)、平岡峻(R2年卒・LB#13)が先発。新人の久保田能成(R3年卒・LB#15)、鈴木雷蔵(R3年卒・TE#89)、山本小次郎(R3年卒・DB/K#29)も積極起用されパイレーツに完勝しました。
今週末はX1 Areaの第2節。OB同士の対戦こそありませんが、ディアーズ対ブルザイズ東京、アサヒビール対富士フイルム、電通対BULLSなど、OBの出場機会が多くなりそうなカードが並びます。試合会場またはXリーグTV(有料配信)にて応援をよろしくお願いします。
▼ X1Super・X1Area所属 Unicorns OB一覧 ▼
http://www.keio-unicorns.com/magazine_photo/2021/20210909-1.pdf
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