マーケティング担当 橋谷友太朗(4年)
平素より大学UNICORNSにご支援・応援いただき、ありがとうございます。
この度、Xリーグ所属の以下のチームの練習に弊部部員が参加させていただきました。
・OrientalBioシルバースター(https://silverstar-football.com/)
・オール三菱ライオンズ(http://lions.vc/)
この活動は、New Unicorns Projectの一環で実施しており、
①他団体訪問を通じて、良いところを吸収してチームに還元する。また、自分たちの良さ・悪さを再認識する
②チームを代表して訪問することで、礼儀作法や振る舞い方、外からの見られ方を学ぶ
ために実施しております。
弊部は今後もこうした交流を続けながら、応援されるチームを目指してまいります。
引き続き応援のほどよろしくお願いいたします。
以下、参加した部員の感想を掲載いたします。
ーOrientalBioシルバースター練習参加
LB #97 国井智暉(3年・慶應義塾)
このたび、シルバースターの練習に選手7名・スタッフ5名の計12名で参加させていただきました。練習は富士通スタジアム川崎で実施されており、このスタジアムはXリーグの公式戦も頻繁に行われる、国内でも有数の施設です。
シルバースターには、昨年卒業された沼田さん(25年卒・DB 沼田航平)、ラフィーさん(25年卒・DB 近野ラフィー順)、大成さん(25年卒・DB 林大成)をはじめ、3年前に塾高で学生コーチをされていた妹尾さん(21年卒・HC 妹尾虎太郎)、その他にも複数の慶應OBの方が所属されており、縁のあるチームです。
私はLBのパートを中心に練習に参加しましたが、その中で特に印象に残ったのは、グラウンド外での取り組みの重要性と、その努力の質の高さです。練習時間は、スタジアムの利用制限もあり限られています。そのため、グラウンド内で行えるのは最低限のメニューにとどまっていましたが、その分、練習中の選手同士の会話が非常に濃密で、中には事前のMTG内容を踏まえたような高度なやりとりも見られました。表面的な確認にとどまらず、理解を深め合うような議論が随所で交わされていたのが印象的でした。
また、フィジカル面でも選手全員が最後まで集中力を切らすことなく、全力で練習に取り組んでおり、日頃から高い意識でトレーニングを積んでいることが伺えました。
私たちは日吉で毎日練習を行っているものの、グラウンド外の時間をアメフトのためにどれだけ活用できているかを改めて考えさせられました。今後は、こうした他団体の姿勢や取り組み方を積極的に取り入れ、グラウンド内外の両面でレベルアップを図っていきたいと強く感じました。
GC 須藤大地(3年・慶應義塾)
先日、我々アメフト部は部員12名で、X1Superに所属する社会人チーム、OrientalBioシルバースター(以下、シルスタ)に出稽古に伺いました。
シルスタには多くのUNICORNS OBが所属しており、選手たちはあまり緊張することなく、アットホームな環境で練習に取り組むことができました。また、OB以外のシルスタの選手やスタッフも非常に優しく、プレイ面のアドバイスやスタッフ業務に対する質問にも丁寧に答えてくださり、とても有意義な時間を過ごすことができました。
印象に残った点についていくつかご紹介させていただきます。
1点目は心の底からフットボールを楽しむ、ということです。シルスタの選手たちは、ビッグプレーが出た折には大きなリアクションで盛り上がり、辛い練習をこなす時間でも互いに励まし合いながら練習に取り組んでいました。我々アメフト部は、週6日の活動でついフットボールの面白さや楽しさを忘れてしまいがちですが、今回練習に参加して忘れかけていた想いに気づかせていただいたと感じています。
2点目は、小さなことにも感謝の気持ちを忘れないことです。シルスタはスタッフの人数が少ないこともあり、我々は全体練習の際にチェーンクルー等のお手伝いをしていたのですが、それに対して”ありがとう”と感謝を伝えてくださったり、MGRがボトルのお水を補充してくれたりビデオを撮ってくれたことに対しても、言葉で感謝を伝えていました。いつもやってくれていることだとそれが当たり前だと思ってしまいがちですが、言葉で感謝を伝えるというのは非常に大事なことであると改めて思いました。
また個人的な話になりますが、学生コーチとして学ぶことも非常に多かったです。
私はディフェンスの学生コーチを務めているので、ディフェンスのPartを見学していました。コーチが試合のどのような場面をイメージしてそのメニューに取り組んでほしいかをメニューごとに提示しており、少ない時間のなかでどれだけテクニックを習得できるか、こだわっているように感じられました。
今回、対外試合と練習が制限されたなかでさまざまな団体に訪問していますが、各々が学んだこと・感じたことを持ち帰り、それを我々の組織に波及させていくことが重要であると考えています。この経験が秋シーズンの勝利に繋がるよう、部員一同目標をぶらすことなく突き進んでまいります。
出稽古を迎え入れてくださったシルスタの皆さま、本当にありがとうございました。
ーオール三菱ライオンズ練習参加
LB #13 小林祐太(2年・慶應義塾)
先日、オール三菱ライオンズのアメフトの練習に出稽古に行きました。ライオンズはXリーグ1部に所属している強豪社会人アメフトチームです。試合直前にも関わらず、大学生である僕たちを暖かく迎え入れて下さいました。
初めて社会人チームの練習に参加したのですが、様々な強豪大学のTシャツを着た選手がいて、レベルの高さに圧倒されました。自分は今回DLのパートに参加させていただきました。
ハドル後チームでアップをして、パートに移りました。DLパートでは40歳を超えるベテランの選手から20代中盤の若い選手年齢層が幅広く在籍していました。主にベテランの方がパートで1番声を出していて盛り上げてくれていたのですが、アメフトが始まった瞬間スイッチが入って、経験豊富なベテランから若手への技術の指導をしていました。若手の方も積極的に質問をしていて、この姿勢が今ユニコーンズの下級生に足りていない実力をあげたいという姿勢だと思いました。
パートの後はチーム、キックがあり、アメフトが終わった後は、トレーニングをしました。このトレーニングは自分がいつもユニコーンズでやっているトレーニングに比べて100倍くらいきつくて、アメフトが上手い人たちの集まりである社会人チームにおいてもきついトレーニングがあることに驚きました。それだけアメフトにかけていることを痛感しました。
この貴重な経験から成長への貪欲さなど様々なことを学びました。今回教わったテクニックだけでなく、メンタルまで吸収して、レベルアップしていきたいと思います。
ライオンズの方々、暖かく迎え入れてくださりありがとうございました!
TR 國弘瞳(2年・慶應NY)
先日、我々アメフト部は、社会人アメリカンフットボール最上位リーグX1 SUPERの「オール三菱ライオンズ」に出稽古に伺いました。
オール三菱ライオンズの皆さんは5月24日にX1 SUPER・IBM BIG BLUE戦を控えている状況で、百獣の王のイメージそのままに、全員がALL OUTの精神で集中して練習しておられ、結果、IBM BIG BLUE戦では接戦を制し、見事に勝利しました。
練習では、まずスモールグループで「なぜ、アメフトをしているのか?」など、ディスカッションを重ねてからプレイに入る姿勢で、タスクやメニューに向き合うマインドを強く明確にしておられました。社会人として練習時間に限りがあることを常に意識して集中、「X1 SUPERの舞台で勝つためには、何をすべきか?」と勝利にこだわる気迫を感じ、チーム全体が同じ方向を見ることの大切さを学びました。
さらに、集中して結果を求める練習姿勢は視覚にも訴える工夫があり、グラウンドに「チーム目標」「オフェンスIBM戦目標」「ディフェンスIBM戦目標」と3枚の紙が貼られていました。紙には「ホイッスルまで全員が足を動かし続ける」といった鉄則の他、●回以上、●ヤード以上、成功率●%と、目標が具体数値化されていました。「X1 SUPERの舞台で勝つためには、何をすべきか?」を数字でも見せるスタイルは、さすがビジネスマンだと学ばせていただきました。
オール三菱ライオンズの皆さんは大事な試合前にもかかわらず、アフターの時間まで作ってくださり、私たちを指導してくださいました。皆さんが惜しみなく与えてくださる熱意と優しさ、そして、皆さんとユニコーンズの選手が笑顔でアメフトをしている姿がとても嬉しかったです。本当にありがとうございました。