【今週のおまけ】INSIDE UNICORNS🦄: “すぐりし精鋭 集う処” 早慶戦の舞台裏をお届け! 2024.05.02

3年広報担当 橋谷友太朗

みなさんこんにちは!
3年ストレングスコーチの橋谷友太朗です!
今回の”INSIDE UNICORNS🦄”は、第72回早慶アメリカンフットボール対校戦 早稲田大学戦の舞台裏をお届け!

まず舞台裏ということで、早慶戦が開催されるまでにどのような流れがあるのかを軽く紹介します!

早慶戦では、毎年「幹事校」があり、今年は慶應が幹事校でした。3年MGR 宇江真白(慶應義塾女子)を学生側統括とし、彼女が中心となって試合の準備を進めました。

【写真真ん中が統括 3年MGR 宇江真白(慶應義塾女子) 写真提供:木村信一】

マネージャーは大きく分けて4つのユニットに分かれて準備をします。

まずは動員ユニット。今年度は私 橋谷が動員の統括として運営に携わりました。動員ユニットは、試合の集客のためにさまざまな広報活動を展開します。SNSを使った広報活動や、大学キャンパス内で実施する施策もあり、忙しい日々でした。

次に制作物ユニット。会場に行った方はもらった方が多いかと思いますが、早慶戦当日に配布されたパンフレット制作に携わるユニットです。どのページにどの内容を掲載するのか、掲載内容の素材集めなど、あのパンフレット1冊にたくさんの労力をかけて制作しました。

次にグッズユニット。早慶戦限定グッズの制作に携わりました。今回の早慶戦では、Tシャツ・シリコンバンド・タオル・キーホルダーの4点を製作しました。

最後に協賛ユニット。この早慶戦を開催するにあたり、多くの企業にご協賛いただきました。その交渉や連絡を行ったのが協賛ユニットになります。

多くのOB・OGも運営に携わり、5年ぶりの早慶戦に向けて着々と準備が進められました。

【運営に協力してくださったOBOGの方々 写真提供:森川智之・徳子】

試合前日も駒沢陸上競技場では準備が進められ、当日は10時開門でしたが、マネージャーは7時半に会場入り。多くのお客様を迎えるために準備しました。

早慶戦当日は小学生によるフラッグの試合からスタート。小学生チアの演技もあり、会場は大いに盛り上がりました。

そして我々、大学生の試合は13時キックオフ。選手のアップは11時半から始まります。久しぶりの勝利に向けて、選手たちは士気を高めました。

ここからはゲームレポートをお届けします。

5年ぶりの開催となった早慶戦。日本一を目指す慶應にとっては重要な一戦。勝利の女神はどちらに微笑むのか。13時キックオフ。会場は駒沢陸上競技場。

試合は早稲田のキックで開始。慶應の最初のシリーズは2ヤードしか進めず、パント。ここで2年DB/P #39 泉山(慶應義塾)が70ydのパントを蹴り込み、陣地を回復します。

【期待のパンター 2年 DB/P 泉山聡真(慶應義塾) 写真提供:岡見清隆】

続く慶應ディフェンスは、4年DB #43 林(慶應義塾)がファンブルリカバーをし、すぐに攻撃権が慶應に移ります。

【キッキングリーダーも務める 4年 DB 林大成(慶應義塾) 写真提供:岡見清隆】

この流れを慶應は掴みたいところですが、なかなか攻めきれず。4年 K #11 佐々木(慶應義塾)のFGも外れ、先制点を奪うことができません。
続く早稲田の攻撃。RB #7 安藤選手を中心に早稲田は攻め続け、FGで先制点を奪われます。
この後、慶應は修正力を見せたいところですが、空気を変えることはできず、早稲田ペースの試合展開が2Qも続きます。
安藤選手にTDを決められると、今度はRB #33 長内選手にもTDを決められます。さらに、慶應のパントをブロックされ、そのままリターンTDも取られる苦しい展開。0-24と完全早稲田ペースで試合が進みます。
この状況を打破したのは、慶應のエースでした。前半終了間際、3年 QB #8 山岡(佼成学園)のロングパスを4年 WR #7 水野(慶應義塾湘南藤沢)が取り、89yd TDパスが成功。後半の巻き返しに向けて7点を返します。

【3戦連続TD 4年WR #7 水野覚太(慶應義塾湘南藤沢) 写真提供:岡見清隆】

続くキックカバーでは、相手選手がボールを捕球できず、フリーボールになったボールを3年WR #82 飯塚(慶應義塾)がキャッチ。ゴール前で慶應の攻撃が始まります。しかしこのチャンスを決めきれず、前半を7-24で折り返します。

【ナイスプレーで観客を沸かせた3年WR #82 飯塚奏太(慶應義塾) 写真提供:岡見清隆】

後半も慶應は敵陣に攻め込むことがなかなかできません。3Qでは早稲田に2本のFGを決められ、7-30と苦しい展開が続きます。
4Qになると、慶應が巻き返します。4年QB #16松本(慶應義塾)を中心にテンポよく攻撃を進めると、松本から3年 WR #1 久保宙(慶應義塾)へのTDパスが決まり、TFPで2ptコンバージョンを選択しましたが無事に成功。こちらもまた久保宙がエンドゾーン内でしっかりキャッチし、8点を返します。また、松本自身もTDを記録。21-30と徐々に早稲田を追い詰めます。

【1番を託された新エース 3年WR #1 久保宙(慶應義塾) 写真提供:岡見清隆】

【2被INTされるもTDも記録 4年QB #16 松本和樹(慶應義塾) 写真提供:岡見清隆】

しかし、早稲田はランプレーを使いながら時間を消費していきます。最後は松本が自陣エンドゾーン内でタックルされてセーフティ。21-32で敗戦となりました。

この試合を通じて、LINESの1対1で勝ちきれなかったこと、安藤選手をはじめとした早稲田攻撃陣の勢いを止められなかったこと、ファーストタックラーが仕留めきれない場面が見られたことが課題として挙げられるかと思います。

秋も早稲田との試合があります。必ず勝てるよう、チーム一同トレーニングに励みます。

また、この試合の公式入場者数は6,535名でした。直近1年の関東開催のゲームでは、ライスボウルに次ぐ入場者数になります。ご来場誠にありがとうございました。

次の試合は一橋大学戦です。慶應はJVチームで戦います。5/5 11:00キックオフですので、GWもUNICORNSを応援しましょう!